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西洋占星術では、牡羊座0度(春分)が新しい年の始まりとなっています。
でも実際のカレンダーでは、新しい年は1月1日で、3月の春分の日とは3ヶ月も違います。
そういえば、旧暦では立春がお正月でしたよね。
というわけで、今回は、このあたりを調べてみました。
グレゴリオ暦の1月1日
古代ローマの独裁者であるユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)が、ユリウス暦)を制定。
それまで、新年は三月だったものを一月から始まることにした。
その理由は、執政官の就任がこれまでの暦よりも2ヶ月早い一月だったため、それに合わせた。
ユリウス暦を改暦したグレゴリオ十三世は、カトリック教徒。
それまで春分の日実施していた、キリストの復活祭がどんどんずれていくことに危惧し、日付を十日間先へ進めることにした。
そして、キリストが生誕した12/25から8日後の割礼日を1月1日とした。
中国の1月1日
王朝ごとに変わり、夏正、殷正、周正の3つの正月(三正)を繰り返していた。
武帝が夏正を正月に採用したことで、夏正が正月に落ち着いた。
夏正とは、今で言う立春のこと。
西洋占星術のと同じ暦を持つ国
西洋占星術では、出発点は牡羊座0度(春分点)。
この日を正月とする暦を持つ国はイラン。
正月のことをペルシャ語でノウルーズといい、儀式やお祭りがある。
(ここまでの出典【改訂新版 旧暦読本: 日本の暮らしを愉しむ「こよみ」の知恵】他)
暦は、その国の政治的、宗教的背景が大きく影響したようですね。
その国の人の生活に大きく関与することですから、統制するためには注目するのでしょう。
新年は、新しい気分になって、「今年一年頑張ろう!」という日です。
さて、あなたは「新年」というものをどう捉えますか?
今日もみなさまにとってわくわくな一日でありますように!!!